シャトーマルゴー2017　750ｍl

「Ch.マルゴーより」
　今回のヴィンテージに比べれば、確かに2015年のほうが豊潤で2016年のほうがエレガントかもしれませんが、2017年のシャトー・マルゴーはこれらの先行する偉大なヴィンテージより決して劣っているわけではありません。
2017年は深み、複雑さ、力強さと長い余韻を備えており、私達のシャトーの過去の歴史の偉大なヴィンテージの流れを汲んでいます。9月の降雨にもかかわらず、予想を遥かに超える高い品質に達したのです。偉大なテロワールには適応力があり、素晴らしい品質のワインを生み出す底力を秘めているということに改めて気付かされるほどでした。
醸造中に行われた初めてのテイスティングは驚くべきものでした。メルローのロットが素晴らしかったのです。
フルーティで柔らかな香りに富み、口当たりがとても円やかで、豊潤なヴォリューム感があったため、メルローの比率を全体の%にしてグラン・ヴァンのアサンブラージュを行うことになりました。従来からシャトー・マルゴーではカベルネ・ソーヴィニヨンが軸となっているのですが、こちらは89%の配合率になりました。テイスティングではタンニンは完璧に熟しており、収穫を数日待つという私達の決断は正しかったのだと確信しました。
ワインのストラクチャーはシャトー・マルゴーらしい類い稀な両面性を持ち、力強さと洗練された味わいを兼ね備えています。カベルネ・フランは2%、プティ・ヴェルドは1%の比率になり、アサンブラージュは完成に至りました。
シャトー・マルゴーは収穫量全体の37%を占めています。
　
９月上旬の雨により難しいヴィンテージという印象から偉大な品質を期待していない方も多いかもしれませんが、
ブドウの収穫を９月12日から10月３日と遅らせることにより高品質なブドウを収穫することができ
「Ch.マルゴー2017」はその歴史上、偉大なワインとして記憶される程のワインとなりました！！

インポーター:ファインズ社